特急 草津・四万は首都圏と吾妻線沿線の温泉地を結ぶ。温泉への観光客輸送に特化し、全席が指定席。その輸送目的としては古く半世紀以上前から車両や列車名、種別を変え運用が続いている。「草津・四万」の列車名は2023年3月から登場し、現在E257系5500番台が主にその運用にあたる。
展望の始まりは、東京の北の玄関口 上野から。通勤の朝ラッシュが収まった頃、高崎からの特急あかぎ8号が14番線へ到着。車両は約20分の停車の後、特急草津・四万1号となり長野原草津口へと出発する。上野駅のホームを出た特急 草津・四万は、常磐線や京浜東北線、山手線などと並走しながら関東平野を北上。徐々に首都圏の鉄道網を抜け、大宮からは高崎線に入る。鉄道博物館を左手に見ながらしばらく進むと熊谷、籠原へ。東京駅の赤煉瓦駅舎をモチーフにした深谷駅も高崎線の見所のひとつ。上越新幹線をアンダーパスし上信電鉄のカラフルな留置車両が見えたら高崎。ここから上越線となる。信越本線、両毛線と分かれ渋川へ到着すると、有名温泉地が沿線に点在する吾妻線に入ってゆく。八ッ場ダム建設に伴う吾妻線付け替えで出来た長大な八ッ場トンネルを抜けると、温泉成分で川面が青々と光る吾妻川が現れる。これが旅の最後の景色となり長野原草津口へ到着する。
撮影日:2025/5/14 天候:くもり
撮影車輛:E257系5500番台
編成:E257系 OM-54編成
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収録時間:本編154分+特典24分
2025年10月21日発売予定